派遣と請負の違い
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派遣と請負の違い

●派遣と請負の違い

働き方の疑問として、派遣と請負の違いはよく話題になります。
簡単に言うと契約の目的が異なります。
派遣は「人材を派遣すること」を目的とするもので、請負は「業務を完成させること」を目的とするものです。

また、指揮命令関係があれば、労働者派遣契約、なければ請負契約になります。

両者の区分を的確に判断するため、「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準」(昭61・4・17労働省告示第37条)が定められています。
請負とみなされるためには、「事業運営上の独立性」「労務管理上の独立性」を満たす必要があります。

①事業運営上の独立性
・業務遂行に関する指示・管理を自ら行うこと
・業務遂行に関する評価等の指示・管理を自ら行うこと
・業務処理に要する資金を自ら調達し支払うこと
・機械、設備、器材を自ら調達し、材料や資材により業務を処理すること
・自らの企画や専門的な技術・経験をもとに業務を処理すること
・業務処理について、法律に規定された全責任を負うこと

②労務管理上の独立性
・労働者の始業、終業、休憩時間、休日、休暇等に関する指示・管理を自ら行うこと
・労働者の労働時間の延長や休日出勤における指示・管理を自ら行うこと
・労働者の廃位・変更を自ら行うこと
・服務規律の維持・管理を自ら行うこと

(参考)
労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準


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