製造業で役立つ国家資格を紹介していきます。
<採石業務管理者>
採石業において、現場(岩石採取、災害時の調査・対策)や作業員の安全管理(災害防止・教育)を担う専門家。
採石業務を行う場合は、採石業を行おうとする区域を管轄する都道府県知事の登録を受けなければなりません。
その際、一定の知識及び能力をもつ採石業務管理者をその事務所ごとに置くことが義務付けられています。
各都道府県で実施される試験を受験し、合格すれば取得できる国家資格です。
試験は、都道府県の採石担当課が実施しており、年1回10月に実施されます。
受験資格は、年齢、性別、学歴および実務経験の有無などの制限はありません。
試験の内容は、
①岩石の採取に関する法令事項 (採石法、砂利採取法、環境基本法など)
②岩石の採取に関する技術的な事項(基礎的な土木及び河川工学に関する事項を含む)となっています。
(経済産業省/採石業務管理者:
https://www.meti.go.jp/information/license/c_text18.html)
採石業務は、公共工事や土木工事において地盤を強化するために欠かせない工程で、建設業界や土木業界にとって必要不可欠な人材となります。
主な仕事内容は、採石作業を行うための計画書の作成、現場での作業の監督、災害防止・災害発生時の調査や対策の検討です。