製造業で役立つ国家資格を紹介していきます。
<給水装置工事主任技術者>
給水装置工事事業者が水道事業者から水道法に基づく指定(指定給水装置工事事業者)を受けるための必須の国家資格。
給水装置工事を受注する企業にとっても極めて重要な資格です。
給水設備の施工品質を確保し、水質と安全性を守る役割があります。
指定給水装置工事事業者は、事業所ごとに給水装置工事主任技術者を選任しなければなりません。
試験は、年1回、公益財団法人 給水工事技術振興財団が実施しています。
<受験資格>
給水装置工事に関して3年以上の実務の経験を有する方になります。
※実務の経験とは、工事の計画の立案、現場における監督、施工管理等指揮監督・管理する職務や、配管その他施工を実地に行う職務に従事した経験(水道法第25条の6)
これらの技術を習得するためにした見習い中の技術的な経験も含まれます。
<試験科目>
1.公衆衛生概論・2.水道行政・3.給水装置の概要(※)・4.給水装置の構造及び性能・5.給水装置工事法・6.給水装置施工管理法(※)・7.給水装置計画論・8.給水装置工事事務論
(※)の科目は、1級および2級管工事施工管理技士の資格を取得した方は、申請により免除されます。
試験問題の範囲は広く、専門知識だけではなく実務経験に基づく応用問題も出題されます。
筆記試験のみで実技試験はありません。
資格の有効期間はありませんが、最新の技術や法令を維持するために定期的な研修の受講が推奨されています。
令和元年10月1日に改正水道法が施行され、給水装置工事事業者の5年更新制度が導入されました。
それに伴って更新時に、選任される給水装置工事主任技術者に対して最新の技術や精度を取得するための研修への参加状況について水道事業者から確認が求められます。
公益財団法人 給水工事技術振興財団では、主任技術者証の有効期限を設けています。
合格には得点において3つの条件があります。詳細は財団のウェブサイトで確認することが出来ます。
(公益財団法人 給水工事技術振興財団:
https://www.kyuukou.or.jp/)
資格を取得すると、技術的な管理・指導・監督等を行う役割を担うことになります。
水は生活には欠かせないインフラであり、技術者不足が続く中、資格取得は価値あるものです。
設備の老朽化による更新需要が高まり続けているので、長く働ける分野と言えます。