製造業で役立つ国家資格を紹介していきます。
<測量士/測量士補>
土木工事や建築工事を行うにあたって、土地の位置や形状を正確に測量する仕事で、測量法に基づく国家資格。
工事の土台となる基礎データをまとめる重量な仕事。
<測量士>測量計画の作成から実行までを行い、何よりも作業の正確性を求められる仕事です。
測量業務の主任者として業務にあたることができます。
人工衛星やコンピューター、ドローンを使った高精度の測量器械を使う必要もあり、専門的で高度な知識と技術が求められます。
面積を測量するために行う地籍調査や地図の作成、地質調査を担うこともあります。
<測量士補>測量士の補助業務で、測量士の作成した計画に従い測量の実施に従事します。
資格取得には、試験を受けて取得する場合と、学歴と実務経験年数によって申請だけで取得する場合と2種類あります。
① 資格試験に合格する
受験資格:特になし(学歴、年齢、性別、実務経験および国籍に関係なく受験できる)
試験は例年5月の日曜日に実施。 合格後に国土地理院に申請することで、国土地理院が保有する名簿に登録され、測量士の国家資格を取得できる。
測量士補を取得していなくても、測量士試験を受けることができる。免除制度なし。
試験科目:<測量士試験>①測量に関する法規及びこれに関連する国際条約 ②測地測量 ③則図測量、地理情報システム ④三次元点群測量 ⑤応用測量
<測量士補試験>①測量に関する法規 ②測地測量 ③則図測量 ④応用測量
※各試験科目に関連して、技術者として測量業務に従事する上で求められる知識(技術者倫理、測量の基準、基礎的数学等)や、三次元点群測量(測量士補)についても出題される。
試験地:北海道・宮城県・秋田県・東京都・新潟県・富山県・愛知県・大阪府・島根県・広島県・香川県・福岡県・鹿児島県・沖縄県
(国土交通省 国土地理院:
https://www.gsi.go.jp/LAW/SHIKEN/SHIKEN-top.htm)
②大学や短期大学を卒業して実務経験を積む
「測量科目」を履修出来る大学や短期大学、高等専門学校を卒業して「測量士補」の資格を取得した後、一定の実務経験を積むことで測量士の資格を取得できる。
学校を履修して卒業すると、<測量士補>として登録出来るようになる。
測量士補の資格を取得した後、測量士補として大卒であれば実務経験を1年(225日以上)、短大・高専卒であれば実務経験3年(675日以上)を積むことで<測量士>として登録出来るようになる。
③養成施設を卒業する
測量士に関する養成施設は、測量士補養成施設が全国で10校、測量士養成施設が全国で2校ある。
測量士補養成施設を卒業すると測量士補として登録できる。その後、実務経験を2年(450日以上)積むか、測量士養成施設に入学・卒業することで測量士の資格を取得することが可能。
(国土交通省:国土地理院:
https://www.gsi.go.jp/PCOMMENT/SurveyAct030618_shiteiichiran.htm)
④測量士補の国家試験に合格後、養成施設を卒業する
測量科目のある大学などを卒業していなくても測量士補の資格を取得できるが、実務経験をつむことでは測量士として登録は出来ない。
測量士補試験に合格して測量士補になった場合は、測量士の国家試験に合格するか、測量士養成施設に入学・卒業することで測量士として登録出来るようになる。
②~④の方法では国家資格を受ける必要がありませんが、学費がかかるだけではなく実務経験の年数を含めると相当の期間が必要となります。
測量ミスや計算ミスは許されないため、慎重に何度もチェックする必要があります。
屋外での作業が多く体力が必要ですが、社会貢献度が高い仕事です。
道路・トンネル・橋・ダムなどのインフラ、災害後の復旧のような人々の暮らしに直結した現場に携わることができます。