製造業で役立つ国家資格＜フォークリフト運転技能者＞

製造業で役立つ国家資格を紹介していきます。
＜フォークリフト運転技能者＞
最大積載荷重1トン以上のフォークリフトを運転するために取得する必要のある国家資格。

フォークリフト運転技能は、労働安全衛生法に基づく運転技能講習を修了し、試験に合格する事が義務付けられています。
受講資格は18歳以上。法令上は18歳未満であっても受講出来ますが、免許は18歳にならないと交付されません。
決められた講習を全て受講し、学科と実技試験に合格し、フォークリフト運転技能講習修了証が発行されれば免許を取得することが出来ます。
フォークリフトの免許は、最大積載荷重量が1トンか1トン未満かで資格が異なります。
1トン以上が「フォークリフト運転技能講習修了証」
1トン未満が「フォークリフト運転特別教育修了証」
運転技能講習は、各都道府県労働局の登録教習機関が実施、運転特別教育講習は、各事業者または各都道府県労働局の登録教習機関で行われます。
保有している免許や資格によって運転技能講習が免除され、修了証取得までの日数や費用が変わります。
いずれの条件に当てはまらなくても、合計35時間の講習を受講し、試験に合格すれば取得できる免許です。
一度取得すれば更新の必要はありませんが、概ね5年以上経過した方や一定期間フォークリフトの業務から離れた人は、安全衛生教育を受ける必要があります。

公道を走る場合は、自動車免許が必要となります。フォークリフトの最高速度や車体の大きさによって特殊免許の種類が異なります。

クレーンを運転するための「クレーン・デリック運転士」、玉掛け技能の資格なども合わせて取得すれば、活躍の場は広がります。