モノづくりの仕事で役に立つ国家資格|コイズミデザインキャリア
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製造業で役立つ国家資格<金属プレス加工技能士>

製造業で役立つ国家資格を紹介していきます。
<金属プレス加工技能士>

プレス加工の技術を証明する国家資格。
都道府県職業能力開発協会が実施する学科試験と実技試験に合格すると資格が取得できます。
試験会場は、受験する都道府県の職業能力開発協会または中央職業能力開発協会で確認出来ます。
(中央職業能力開発協会:https://www.javada.or.jp/

金属プレス加工は、金型を用いて金属材料にプレス機械で荷重を加えて成形する方法です。
加工法には様々な種類があり、せん断加工・曲げ加工・絞り加工・抜き加工(パンチング)・エンボス加工などがあります。
金型を製作しておくことで同じ製品を大量に生産することが出来ます。
自動車や電気製品などの精密な部品には、プレス加工の技術が利用されています。

資格の等級は、特級・1級・2級があり、技術レベルに合わせて受験することができます。
受験資格は、2級が実務経験2年以上、1級が2級合格後2年以上の実務経験もしくは7年以上の実務経験、特級が1級合格後5年以上の実務経験が必要です。
1級、2級の試験内容は、金属プレス加工法や材料等の知識。実技試験は、金属プレス作業そのものについて。
特級の試験内容は、工程管理や品質管理等管理の知識。実技試験は、安全衛生管理や作業指導等が確認されます。

1級・2級:<学科>・金属プレス加工法・材料・材料試験・材料力学・機械工作法・油圧および空気圧・製図・電気・安全衛生
                  <実技>金属プレス作業。
特級       :<学科>・工程管理・作業管理・品質管理・原価管理・安全衛生管理および環境の保全・作業指導・設備管理・金属プレス加工に関する現場技術
                  <実技>・工程管理・作業管理・品質管理・原価管理・安全衛生管理・作業指導・設備管理

金属プレス加工の仕事は、操作ミスをすると重大な事故につながる恐れがあります。
集中力が長く持続出来る人や、ものづくりや機械操作が好きな人が向いているといえます。
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